美ヶ原高原美術館
画像の撮影日:2006年8月4日

松本市の中心部を抜け、山道を登るとビーナスラインに入ります。そのビーナスラインを標高2000mを超える場所まで看板に従って進むと、赤い屋根が見えてきます。そこが、美ヶ原高原美術館です。

この写真、ちょっと反射してしまっていますが、すごくいい景色です。
実は、ここに来る前に給油をしていなかったので、登る前にガス欠になるのでは?という危機に直面していました。美術館の近くのドライブインにガソリンスタンドを発見。レッカーを呼ぶような事態は避けられました。

ここのGSのおじさんの話だと、この日は8月で、松本では朝からかなり暑かったのですが、ここに登ってきたときはストーブをたかないと居られなかったそうです。このときも、窓を開けたら涼しい風が…ああ気持ちいい。
給油も完了し、美術館へ入ります。

右側の建物は、1階がお土産屋・2階が絵画を展示している「絵画館」とレストラン、美術館の入場券売り場があります。そこで入場券を買ったら、写真中央の歩道橋を渡り、彫刻が展示されているスペースに行きます。赤い屋根の部分には、フジテレビのCMでも有名な「アモーレの鐘」があり、時間ごとに鐘が鳴り響いていました。

ここのセルフサービス式のレストランで私の弟がカレーを食べたのですが、これが水なしではいられないような辛さのカレーでした。私はハヤシライスを食べたのですが、学校っぽい味でした。
風力発電の風車が、駐車場に設置されています。2基あったのですが、片方は動いていませんでした。時間差で動かしているのかな?

この写真、空が妙に青いですが、これは、パソコンで明るさの補正を行うとこうなります。「夏の青々とした空」ということです。
駐車場からの1枚。

中央の建物は、「美ヶ原高原美術館」と看板がついているので、一見入り口ゲートっぽいですが、そうではなく、「親指」が飾られています(「親指」というのは、彫刻作品のことです。念のため)。
この「美ヶ原高原美術館」は、箱根の「彫刻の森美術館」の姉妹館として開館しました。そしてこの美術館は、フジテレビや産経新聞の「フジサンケイグループ」の一員です。ですから、上の「親指」の飾られている建物の裏手には、目玉マークが出迎えてくれます。
ここからは、説明文なしで、しばらく美術館に展示されている彫刻と、美ヶ原高原の風景をご覧ください。
美術館の一番上、「ビーナスの城」の屋上の展望台から。美ヶ原高原の広々とした風景です。
遠くには、美ヶ原牧場も見えます。この写真ではよくわかりませんが、牛がいっぱいいます。この美術館から、ここまで歩いていくことも可能なようですが、涼しいとはいっても、さすがに歩きませんでした。

写真中央に見える黒い構造物は、「美しの塔」です。その昔、霧に覆われたこの美ヶ原で、登山者たちを誘導する目的で作られたそうです。
そして、その向こうには王ヶ頭が見えます。ここには、長野県内の各テレビ局の送信所が置かれています。標高が大変高いため、都合が良かったのでしょうね。

左側に見える建物は、「王ヶ頭ホテル」です。
先ほど給油したドライブイン。冬の積雪のためでしょう、屋根が特徴的な形をしています。
結構有名な作品、「星のコンパス」と青空。「星のコンパス」はギコギコ音を立てながら風に動いています。
「フジサンケイグループ」の目玉と美ヶ原の風景。
実はこの後、安曇野まで行く予定でした。時間も押し迫っていましたので、さあ、山をおります。

車中からの山々の風景。その山の向こうには、街並が、まるで散らばした米粒のように広がっていました。
かなり見にくいですが。この地点では標高は1604m。どれだけ美ヶ原の標高が高いかわかると思います。磐梯山より高いです(しかし、磐梯山で比べるなんて、やっぱり私は福島県民だ…)。

美ヶ原へは、こんな感じの道を1時間ほど進みます。ある標高より上になると、「自然を大切に」の標識が現れます。まったくそのとおりです。

とにかく、見ていても飽きのこない高原の風景でした。美ヶ原高原美術館の詳細は、美術館HPをご覧ください。