国道49号線・会津若松市〜猪苗代町
画像の撮影日:2008年10月22日

会津若松市河東町強清水交差点を過ぎたあたり。今回は、ここから猪苗代町までの国道49号線沿線風景をご紹介します。
強清水を過ぎたところで、続いていた長い上り坂も終わり、それとともに登坂車線も終わります。
2車線に戻り、自然豊かな地域を走り抜けていきます。
このあたりに来ると、木々も色付き始めていました。
ススキいっぱい。
車の窓を開けると、大変涼しい。秋の空気。
一口に、「会津若松」と言っても、単に城のある街なのではなく、こんな場所もあるんです。

この付近の脇道を入ると、戊辰戦争時の戸ノ口原古戦場跡があります。白虎隊が西軍と戦った場所です。
古戦場跡もあるんですが、どうやら写真左側はゴルフ場らしい…。
その先から、追い越し禁止。

地図で見ると、以前はこのあたりが旧河東町と会津若松市の境があったようです。この付近からは、会津若松市河東町ではなく、会津若松市湊町になっているようです。
笹山原北交差点。このあたり、妙に整備されていますが、写真右側が「会津レクリエーション公園」になっているためです。このレクリエーション公園には、自然観察園やスポーツ広場、縄文時代の遺跡を紹介する「遺跡の広場」などがあります。

この交差点を右折すると、県道376号線で会津若松市湊町・郡山市湖南町方面になります。
猪苗代町との境。ここからは、耶麻郡猪苗代町になります。…と、言いたいところですが、地図上で見ると実際の境界は、この先の「銀の橋」の位置になるようです。カントリーサインを設置できる場所がここしかなかったのではないかと…。

写真右の緑色の建物は、埼玉県朝霞市立猪苗代湖自然の家。朝霞市からここに来る人はいるのか。
その先、その名も「銀の橋」で日橋川を渡ります。本当の会津若松・猪苗代の境はここ。

この銀の橋は、この先にある「金の橋」とともに、1959年6月に完成した構造の同じ全長40.2mの2対の橋であるということから、「ふたご橋」とも呼ばれています。「2対」であるというだけで、「金・銀」の名がついただけで、実際の橋の色は銀ではありません。写真撮影時は、補強工事中でした。
このあたりから写真右方向を見ると、猪苗代湖が見えます。この場所は、猪苗代湖から日橋川が流れ出ている場所で、銀の橋を渡り終えた場所からは、日橋川の中州の上を走行します。
日橋川の中州の上。
その先で、先程の「銀の橋」とともに「ふたご橋」と呼ばれる、「金の橋」で日橋川を渡ります。ここも、別に金色をしているわけではありません。ここを渡ると、日橋川の中州を抜けます。
金の橋を渡り終えたところにある、この「戸ノ口」への道を入ると、その奥には「十六橋」「十六橋水門」があります。

十六橋は、日橋川の旧若松街道にかかる橋で、弘法大師が16の塚を築き、橋を作ったことから命名されたとされます。現在の橋は、1914年に作られたものです。
十六橋水門は、1880年に安積疎水事業の一環で作られた16のゲートがある水門で、現在も猪苗代湖・日橋川の治水のための重要な水門として機能しています。完成当初は、名前の通り十六橋と一体でしたが、上記の通り1914年に道路は水門と分離されました。
この水門の脇には、安積疎水の建設を指導したオランダ人技師ファン・ドールンの像が立てられてます。
写真右側には、ちょっとだけ猪苗代湖が見えます。
写真では分かりにくいですが、右手には猪苗代湖が広がっています。
その先には、短いスノーシェッド。
スノーシェッドを抜けると、すぐにまた眺めのスノーシェッド(「翁島スノーシェッド」という名前だったと思う)。
「スノーシェッド」を知らない人のために、内部はこんな感じ。
このあたりから猪苗代湖を眺めると、「翁島」が見えます。翁島にも、弘法大師に関係する伝説があります。
撮影時は、工事のため車線規制が行われていました。
杉の木ずらり。花粉の季節には近づきたくない人も多いのでは。
写真右にはっきりと見えますね、猪苗代湖。
カーブ注意。
まもなく、長浜です。
右手には、長浜の遊覧船乗り場が見えてきます。ここにも、「吹雪で視界が悪くなると通行止」の標識が…。
ここを脇道に入って山を上ると、天鏡閣があります。天鏡閣は、1908年に建てられた旧有栖川宮家別荘で、ルネッサンス様式を一部に取り入れた和洋折衷の建築で、国の重要文化財に指定されています。
また、天鏡閣を通り過ぎてさらに進むと、磐梯高原南ヶ丘牧場になります。
写真右に見えるのが長浜。冬には白鳥が飛来します。写真左側にはセブンイレブンがあるのですが、猪苗代湖畔の景観に配慮してか、看板のカラーリングが通常のものとは違っています。
ここからは、しばらく長浜から見た猪苗代湖をご覧いただきます。
足こぎボートいっぱい…。
観光遊覧船乗り場。ちょうど、カメの方が出るところでした。
行っちゃった…。

今回はここまで…。