喜多方・駅前通り
画像の撮影日:2007年9月13日

今回は、喜多方市街からJR喜多方駅へ向かう道路沿いの風景をご紹介します。写真は喜多方市諏訪の北宮諏方神社北付近からスタートです。実際は、この写真より北にも道路は続いているのですが、今回は割愛させていただきます。

写真右側には、会津喜多方労働基準監督署があります。今回紹介しない区間にも、かつては法務局がありました。この辺りには、かつては官公庁が集まっていたということです。

この区間を、地元では「産業道路」と呼ぶ人もいますが、このページでは、分かりやすいように全編「駅前通り」で通します。
この先を真っ直ぐ進むと喜多方駅ですが、このあたりはまだ住宅地といった感じです。

写真左側は、北宮諏方神社です。この辺り、新年は初詣客の路上駐車がひどいです。
喜多方市は観光地ではありますが、このあたりはそんな感じがしません。
左側は貸しガレージ。何故かこの辺りには多かったりします。
この交差点を左折すると、以前紹介した「ふれあい通り」のリオンドール喜多方仲町店脇の路地に出ます。大和川酒造店・北方風土館もこちらです。こういう大通りと違って、裏路地のような場所の方が、観光地・喜多方という感じです。
ただ、上で「左折」と書きましたが、自動車は一方通行のためこちらから入ることは出来ません。徒歩などでの話です。

右折すると、安勝寺です。安勝寺は、本堂が土蔵造りの珍しい寺です。蔵の町喜多方らしいですね。土蔵造りの本堂は、明治13年の大火で本堂が焼失してしまったことを受けて、明治29年に建てられました。
写真左は、会津信用金庫喜多方支店です。ここも、蔵の街を意識してか、蔵のような外観をしています。
写真だと見えませんが、写真左の「会津信用金庫」の看板の脇の電柱には、「水しぶき、かけない運転あなたから」という、何とも可笑しい交通標語が貼ってあります。この通りには、消雪パイプが設置されているからでしょうか。

写真右側の建物は、製麺所です。ラーメンの町ですから。
製麺所もありますが、ラーメン店(食堂)もあります。
この辺りから、道路の舗装がきれいになっていきます。理由は後述。
先ほどは一方通行で入れなかった、大和川酒造店・北方風土館は、県職員アパート前のこの路地から入ることが出来ます。

また、ここから路地に入ると、そこには喜多方下町郵便局があります。この郵便局も、レンガ造りの蔵をイメージした外観になっています。
その先の交差点を右折すると、喜多方プラザ文化センターや押切川公園体育館方面に行くことが出来ます。左折すると、ふれあい通りや喜多方市役所方面です。

以前は、この交差点は喜多方プラザ方面への道路しかないT字路でした。しかし、最近喜多方プラザから市役所通りに直通できる道路が開通しました。それに伴って、この交差点付近もきれいに整備されました。
喜多方市では、将来的にはこのさきの駅方面への道路もきれいに整備したいつもりらしいですが、実現されるのか。
この辺りから、徐々に古い商店が建ち並んできます。
新しい建物ではなく、古い建物がずっと並ぶ。これが喜多方の街並みです。
コニカだらけの町の写真店。「コニカミノルタ」ではないところが重要です。
写真右側は、春月食堂です。たまに行列が出来るらしく、喜多方ラーメンの有名店らしい(よくわからないけど…)。
小さな町の商店街といった雰囲気ですが、これでも観光地ですからね。休日は他県ナンバーをよく見ます。
平日の夕方。人一人いない……。
まぁ、喜多方の中心市街地は、この通りよりもふれあい通りのほうですからね。ふれあい通りのほうが、多少は人通りがあります。
もうすぐ、本当の喜多方駅前通りです。
この辺りだけ、写真左側の建物が新しくなっています。道路を拡張するのか?
写真右側には、喜多方駅前郵便局があります。ここもレンガ造りの蔵のような外観。喜多方市内の郵便局は、どこもレンガ蔵を意識してますね。撮影した時期は、郵政民営化を控えていた頃なので、看板にシートが被されていました。
この交差点を左折すると市街地へ、右折すると押切運動公園周辺の住宅街へ至ります。

写真左には、昔からある地元のスーパー「マルマン」があります。かつては喜多方市内でスーパーマーケット形式の店舗はここぐらいだったでしょうけど、現在は大型駐車場を完備したスーパーがいくつも進出したので、なかなか苦しい状況でしょうが、今でも頑張っています。ただ、今後この交差点より先の道路拡張が決定しているので、どうなるか……。

ちなみに、写真左の工事用バリケードが置いてある場所には、かつてはこれまた地元のスーパー「サン・マート」がありました。最近までボロボロの廃墟の状態で残っていましたが、取り壊されました。
写真左側に道路を拡張する予定らしく、左側には新しい建物が並んでいます。今現在、工事は進行中です。

写真左の3階建ての建物はクリーニング屋さん。大きな立派な建物を建てられるとは、クリーニング業って儲かるのか。
写真右の建物は、会津乗合自動車喜多方営業所です。奥のほうには、バスがたくさんとめられています。洗車場もあって、昔ながらのバス営業所という感じです。また、会津タクシーの営業所もここです。

写真左では、見たとおり工事が進行しています。
右側は古い建物が、左側は新しい建物が並び、なんだかおかしな雰囲気。
駅前のほんの数十mの区間だけ、道幅が広く取られ、大きな街路樹も植えられています。この部分も含めて、改めて整備しようという計画らしいです。

そもそも、何でほんの少しだけ昔から整備されていたのか……?
以前は、古い建物が建ち並んでいましたが、今は整備途中でしたからスカスカした感じの街並みでしたね…。もうすぐ喜多方駅です。
並木をくぐって、喜多方駅に向かいます。この付近にも、ラーメン店が建ち並んでいます。映っていませんが、たまに全国ネットのテレビ番組でも取り上げられる派手な外観の平和食堂も、写真右側に存在しています。
喜多方駅が中央に見えますね。以前は、緑色の「喜多方駅」という看板が屋根に設置されていたのですが、蔵をイメージした外装に作り変えたので、撤去されました。

駅前は、甲斐商店や河京などのお土産店が並んでいます。ラーメンでも日本酒でも、喜多方土産はだいたいそろいます。
喜多方駅舎。小さな、JR磐越西線の駅です。かつては熱塩加納方面に日中線も通っていましたが、1984年に廃止されました。磐越西線も、この喜多方駅を境に、電化区間が非電化区間に変わり、JR東日本の管轄も仙台支社から新潟支社に変わります。

駅前は、タクシーターミナルになっています。駅前も、観光地に相応しい広場に整備するつもりらしい。本当か?

まだまだ整備途中の喜多方駅前をご紹介しました。