猪苗代中央商店街
画像の撮影日:2008年10月22日

国道49号線の猪苗代町堅田交差点を北方面に曲がると、そこは旧国道115号線です。かつては、会津から福島方面へ向かう道路として交通量も多かったであろうこの道も、ここより東側に国道115号バイパスが建設されたため、現在は国道49号から猪苗代の中心地へのアクセス路として機能しています。

写真は、堅田交差点を曲がった付近からスタート。写真右側は、コメリハート&グリーン。資材館もあり、小規模型の「ハート&グリーン」にしては大きめな店舗。
堅田交差点付近を過ぎると、周りは田圃。刈り取られた後で、あちこちで野焼きの煙が上がっています。
ここが国道であったことを示す案内標識。福島まで64キロ、米沢まで74キロ。よく見ると、標識の矢印には国道マークを消した跡がある。
この先に見える集落の手前にある道を入ると、磐越自動車道猪苗代磐梯高原IC方面になります。
井関農機。農機メーカーとしてはよく知られていますが、営業所はクボタやヤンマーよりも見かけない。青い看板の「コイン精米」だけは、どこにでもありますが。
磐越自動車道と交差。
磐越自動車道を過ぎると、跨線橋で磐越西線を渡ります。
橋の上での吹雪などを考えてか、北海道の道路沿いにあるような道路の位置を示す棒(名前不明)が立てられています。とはいっても、手入れが全然されていませんね。写真左のものは、取れてしまって行方不明。右のものは色が剥げています。
写真左に見える建物は、農協倉庫。田舎の駅前には、必ずと言っていいほどありますね。建物のさびれ具合も、なかなか…。
上にも書いた棒(名前不明)は、ここではなんとか形をとどめていました。
かつては国道であったためでしょうか、歩道橋があります。ほとんど人通りがないんですけど…。歩道橋に取り付けられた標識の数も多い。しかもほとんどスキー場への案内標識。

ここを左折すると、猪苗代スキー場・猪苗代リゾートスキー場・猪苗代駅方面になります。左折すると、国道115号線バイパス方面になります。また、一番右側の標識によると、この先1キロの地点で、磐梯国際スキー場・沼尻スキー場・中の沢スキー場・横向スキー場への近道になるそうです(標識自体古いので、現在もそういうスキー場があるのか、そして今もこれが近道なのかは不明)。
このあたり、民宿が密集しています。これもここが国道だった時代の名残でしょう。
だんだんと、中心部に入ってきて、建物も増えだしました。「燃料店」「ボイラー」の看板をやたらと見るのも、猪苗代の土地柄だろうか。

写真に見える大きな木のある場所には、「ワイン工房あいづ」なるものがあります。ワイン造りの体験ができるそうです。
ヤマザキショップをやっている本屋さん…。

写真左は、タクシー会社。タクシー無線用なのか、鉄塔が立っているのが目立ちます。
写真左は葬祭場。

こことは関係ないですが、高齢化社会の進行の影響か、会津では葬祭場が最近やたらと増えています。ちょっとでも場所のよさそうなところに空き地や大きめな空き店舗があれば、たちまち葬祭場になってしまっています。いくらなんでも、やりすぎではないかと…。
写真右の建物は、磐梯東都バス猪苗代磐梯営業所。

磐梯東都バスは、東京でタクシー・バス事業を展開する東都自動車交通を母体として設立されたバス会社で、2003年に喜多方駅と裏磐梯を結ぶ路線バスを開業した、この地域では新しいバス会社です。猪苗代でバス事業をやっていて社名も「磐梯」なのに、本社はグループの本拠地である東京豊島区。それは変な感じもしますが…。
現在は、会津バスが猪苗代方面での路線を縮小させている影響もあって、猪苗代・裏磐梯地区で大きく路線バスを展開しています。また、貸し切りバス事業も行っています。

道路を挟んだ向かい側の出光が大きめにできているのは、磐梯東都バスがバスの給油で使うからか? このときも磐梯東都バスの車両が給油していました。
福島マツダ猪苗代営業所。何で猪苗代には「マツダ」があるんだろう。

奥に見える「SHOP 99」の看板は、「猪苗代駅前」で紹介した「Aコープ猪苗代中央店」のこと。
写真右は、JAあいづ猪苗代中央支店。
この先のY字路で、猪苗代駅方面に向かう県道204号線との交差点になります。
この信号を過ぎると、この道路は県道204号線となります。前回は触れませんでしたが、ここにはライオンズクラブが設置した時計があります。きれいに整備したつもりなんでしょうけど…。空き地が目立つよ…(上の写真の左側)。
ここからは、駅方面からやってきた県道204号線。かといって、何かが変わるわけでもないですが。

写真左は、今はエネオス(新日本石油)となってしまった「三菱石油」のGSの残骸が…。黄色と緑色のカラーリングが懐かしいです。
「猪苗代駅前」でも書いたとおり、かつてはこの場所を、吾妻山系からの森林資源を猪苗代駅に運搬するための「猪苗代森林鉄道」が車道との併用軌道で走っていました。
旧国道沿いにはよくある、「派手な電飾の看板を有したパチンコ店」。潰れてしまっていますが…。
写真右は、大東銀行猪苗代支店。その隣は、「派手な電飾の看板を有したパチンコ店」その2。こちらは、現在も営業中の様子。
この交差点を、右折すると猪苗代警察署・国道115号線バイパス方面、左折すると猪苗代町役場方面になります。なお、県道204号線はここで右折方向に方向を変え、国道115号線との交差点で終点のようです。
この交差点の北側には、柳の木が植えられ、ちょっとした川のようなものが流れています。ここは、六角橋というもので、野口英世が医師を志した出発地らしい。その割には、目立たないし有名ではない…。ささやかに看板が立っていました。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
別角度から。六角橋自体は、まるで目立たない。
この先は、中央商店街になります。多くの商店が見られるようになり、いかにも「中心部」という街並みが広がってきます。また、景観に配慮した結果か、電柱が黒っぽい茶色に塗られています。
歩道はブロック舗装されていて、それなりに整備されています。ただ、最近のどこの中心商店街にも言えることですが、閉店した店もいくつか目立ち、また人通りがほとんどありません…。
写真左には、福島銀行猪苗代支店があります。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
雨の日は、より一層さびしげに見える街並み。
それでも、まだまだ頑張っている店も多い。それが、中心商店街…。

写真右の白い建物は医院。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
ほぼ同じ場所。
市街地の道路なので、結構クネクネと曲がっています。

写真左は民宿。スポーツ合宿のための民宿というのを押しているようで、看板には「総合体育館完備」とあります。実際、ここから少し離れた所にこの民宿の体育館がありました(私が見たときには、地元の子供たちが剣道の稽古をしてました)。
結構、いろんな種類の商店が並んでいます。会津若松から離れているせいもあるのでしょう。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上の写真とほぼ同じ場所から、南方向を眺める。
所々、昔は店をやっていたんだろうと思わせる建物がいくつか見られます。かつてここが国道であったことを考えれば、今よりも買い物客が多かったのではないかと思います。
写真左の緑のシートが掛けられた建物は、東邦銀行猪苗代支店。このときは、改装中でした。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
改装工事以前は、こんな感じの外装だった東邦銀行。

写真右に写る店は、廃業してしまっています。もう少し早くに来れば、営業中の姿を見られたかもしれない…。
写真右のシャッターの下りた店は、かつては書店だったようです。現役当時の姿を見てみたかった。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
同じ場所を別角度から。街の中で、こういう電器店というのは、今は少ないと思います。看板には、「電気のデパート」と書かれていますが、それが似合う外観ですね。
写真右は、「い〜な郷の蔵」という施設です。ここは、酒造施設の跡地を改修し、酒屋やレストラン、地場産食材ショップなどを入れた施設で、猪苗代のコミュニティーセンターも併設されています。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上の場所を別角度から。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上の写真と同じ場所から、南方向を眺める。
写真左は家具店。店頭のガラスに張られたたくさんの張り紙とのぼりが目立つ。
写真右の店は、看板では「よい衣料品を一年中格安で奉仕」と書かれていて、衣料品店なのですが、食料品も扱っています。何でも屋さんのような……感じの店です。店の中は、たくさんの商品で埋め尽くされていました。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上で書いた衣料品と食品の店を、別な方向から眺める。「フレッシュ衣料」って…?
写真左は、民芸品店。地元の人向けの店だけでなく、観光客向けの店もあります。

写真右は、JAあいづ猪苗代西支店。ここは、農業全般のことというより、農協の保険や貯金に関する業務だけを行っている支店のような気がする。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上の写真とほぼ同じ場所を別角度から。

写真左は、自転車屋さん。豪雪地帯なので、「除雪機」の看板がある。
写真左は、そば情報館。「情報館」とはいっても、早い話が蕎麦店です。
商店街の無料駐車場もちゃんとあります。猪苗代じゃないですが、有料のところもありますがね…。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上の写真の付近から、南方向を眺める。
このときは、この付近工事中でした。

※この写真は、2008年8月24日撮影。
上の写真とほぼ同じ場所を別角度から。

町の小さなおもちゃ屋さんがあります。雰囲気的には、良い感じです。
写真左の酒屋さん、看板に「和洋酒 クスリ」とありました。酒と薬の取り合わせって…どうだ?
写真右は、会津信用金庫猪苗代支店。この付近は、お土産の店がよく見られます。
写真左は、猪苗代の酒「稲川」の醸造元です。杉玉も下がっていて、酒屋さんの雰囲気たっぷり。
この先、県道7号線と交差します。この交差点には、写真右の看板からもわかるように、小さいガソリンスタンドがありました。中心部の小さなガソリンスタンドは、ここ最近の原油高騰の影響で、すっかりつぶれてしまっています。ここも、「出光」のスタンドでしたが、現在看板が消されて、廃業してしまったようです。
県道7号線との交差点。ここを右折すると国道115号線方面、左折すると磐梯町・喜多方市方面になります。交差点にあるバドワイザーの缶を模った看板をつけた酒屋さんが目立ちます。

この道路は、まだ先があるのですが、今回はここまでとします。

今回はここまで…。