福島駅東口周辺
画像の撮影日:2009年3月2日

毎度おなじみ、福島駅東口です。駅の目の前は広場とタクシー乗り場になっています。郡山駅前よりも、どこか落ち着いた印象があります。

中央に写る屋根は、駅前地下歩道の入り口です。
駅舎看板。前回も同じような角度から、ほぼ同じ時刻に写真を撮りましたので…。
駅入り口。2003年に駅舎が改装されたので、なかなかきれいな入口になっています。左側が改札前への、右側は駅ビル「エスパル」のエスカレーターホールへの入口です。
離れた位置から駅舎を眺める。広場が広いんですよね。
駅ビル「エスパル」。元は1988年開業の「福島ルミネ」でした(東京新宿などの「ルミネ」とは別会社)が、2004年から仙台ターミナルビルと合併し、「エスパル福島店」となりました。飲食店や「アニメイト」などが入っています。また、5階にはホールがあり、FCT「ゴジてれChu!」「イケノダイ Hi4」でおなじみの「みちのくボンガーズ」が公演を行ったりしています。

前回訪問後に、外壁の塗装工事が行われ、色合いがちょっと変わっているようです。
エスパル前はバスターミナルになっています。
エスパルとその隣の「イーストビル」に挟まれるように存在する、福島交通飯坂線と阿武隈急行の乗り場。

福島交通飯坂線は、その名の通り福島市の飯坂温泉までつながる路線です。沿線には県立美術館・図書館があるほか、住宅街が広がっているため、利用者は少なくないようです。阿武隈急行は、福島駅から宮城県柴田郡柴田町の槻木駅を結ぶ路線で、伊達市方面へ通じる現在ただ一つの鉄道です。

この脇の「イーストビル」は飲食店やパチンコ店が入居するビルで、バスターミナル付近にも、パチンコ店の音声が…。また、この付近の「エスパル」ビルには福島駅西口へ通じる地下通路の入口があります。
飯坂線・阿武隈急行乗り場付近から見た、バスターミナル。向こう側に中合が見える。
駅前広場から見た、駅前のビル群。写真左の「ユニックスビル」には、以前はふくしまFMの本社が入居していましたが、現在は「福島スタジオ」が残るのみで、本社は郡山市に移転しています。
ちょっと南側に視点を移すと見えるビル・エスタ(東邦銀行の看板があるビル)。
さらに南側を見ると、福島地場の百貨店・中合があります。百貨店業界はどこも苦しい状態で、しかも福島市自体は仙台や東京へ買い物客が流出するという事態に見舞われていますが、それでも駅前の顔として営業を続けています。
また、同じビルにはホテル辰巳屋も入居しています。

以前は、写真左奥の「中合2番館」(平和ビル、旧山田百貨店・福島ビブレ)の屋上にも「NAKAGO」と描かれた看板があったのですが、いつの間にやら撤去されてしまいました。
そんな中合、最近駅前交差点に面する壁面に街頭ビジョンを設置しました。中央の大きな画面のほか、左右に小さな画面を取り付けた、なかなか独特の形をしたものとなっています。
駅舎を南側から眺める。コンビニや書店が入居しています。
目の前は、タクシーターミナル。緑の車体が目立つ「マルイチタクシー」がズラリ。
駅舎南側には、「ホテルメッツ」が開業しました。このほかにも、近年は福島駅東口の北側や駅西口などに続々とビジネスホテルが開業しています。
東口を駅南側のあづま陸橋に沿って作られている歩道橋の上から眺めてみます。写真左側の三角屋根の建物は交番です。
先ほどとは別角度から、中合の入居する辰巳屋ビルを眺める。ホテル辰巳屋は、このビルの上層階に入居しています。築36年を経過しても、まだまだその威容を福島駅前にとどめています。
歩道橋の下を通る県道。
ちょっと角度を変えて。

この歩道橋は辰巳屋ビル2階に接続しているので、ここから直接中合に入店することができます。また、県庁へ通じる平和通り方面に抜けることもできます。
さてさて、駅正面に戻りまして…。ここからは、駅前通りに向けて進んでみましょう。
駅前通り遠景。
駅前交差点の横断歩道。よくここら辺で、テレビの取材活動も行われています。

正面のエスタビル屋上(アデランスの上のあたり)には、かつて2回街頭ビジョンが設置されたことがありますが、いずれも現在は撤去されています。その役を今は、中合が担っているという感じですね。
交差点の脇には、こんな花時計も設置されています。福島市は花見山などの名所があるように、花を売りにしている街でもあります。市のキャッチコピーも「花も実もある福島市」です(「実」は勿論、モモやリンゴなど果物のこと)。
横断歩道のすぐ脇には、松尾芭蕉像が立っています。かつてバスターミナルのほうにあったものを、ここに移設したそうです。
横断歩道を渡った地点から、駅北方面を眺める。この日は風が強く寒かった…。
同じ地点から、駅前通りを眺める。正面の白い外壁のビルが、中合2番館(平和ビル)。
毎度おなじみ、中合1番館と2番館を結ぶ空中回廊のある「ツイン広場」。
ちょっと進んだあたりから、駅前通り。写真に写るビルは中合2番館(くどいようですが…)。自転車がずらり並んでいます。
福島駅前通りには、歩道にアーケードが設置されています。
中合2番館前の交差点。
この周辺は居酒屋が多いです。

「ゼビオ」の看板が設置されていますが、それはここにかつてはゼビオの前身「サンキョウ」の店舗があったためです。それより前は長崎屋福島店でもありました(その後、隣接地のニュー福ビルに移転。現在は閉店)。

その当時のことはよく分からないのですが、「アプタゼビオ」という名称だった時期もあったそうで、その頃までは地上6階建ての店舗だったようです。その後平屋建ての建物に建て替えられ、1990年代末頃までゼビオの運営する「カラカロ」なる衣料品店(看板のゼビオロゴの下に描かれている緑のロゴはそのカラカロのもの)が入居していたのですが、現在は居酒屋になってしまっています。
かつてあったゼビオのビルは、高度成長期のビルで、消防法改正の影響で建て替えとなったそうです。尚、現在の建物は、上層階増築を前提に建てられた建物だったそうです(周辺地域の再開発の一部だったそうです)が、現在はその計画は白紙となってしまっています。
この件に関しては、どなたか詳しい方、ご教授願います…。
ニュー福ビル前。交通指導員が立って、自転車の整理をしています。

その昔、TUFが放送していた自社PRCMには、この付近の路上に置かれたTVが「TUF」や「おっ」の文字を映し、それを男が「あっ、TUF。」「おっ、TUF。」と呟きながら眺めるというものがありました。
ニュー福ビル前から、福島駅方面を眺める。
ニュー福ビル1階。この上の部分は、テラスとなっています。
テラスには誰でも自由に上ることができます。そこから、駅前通りを眺めてみました。
こちらは、国道13号線信夫通りとの交差点方面。

写真右の建物は、かつてあったテナントビル「コルニエツタヤ」の跡地に建設された「アクティー21」。ブックオフや飲食店が入居しています。そういえば、当初の予定ではこれは暫定的な施設で、その後新施設の開発を計画していたはず。確か、もうそろそろです。この建物のオーナーは、隣接地にあった農林中央金庫の跡地も買い取って駐車場にしていますから、たぶん隣接地と合わせて何らかの開発を考えているのだと思います。

その奥に見えるガラス張りのビルは、福島学院大学駅前キャンパスです。この建物はかつて、駅前の平和ビル(現:中合2番館)に移転する前の山田百貨店でした。百貨店の駅前移転後は、1974年から「山田一番館」として営業していましたが、その後閉鎖。2006年から福島学院大学が利用しています。
栄町交差点。国道13号線は交通量も多いです。
国道13号線平和通り方面。
金融機関や証券会社などが集まるレンガ通り・パセオ470方面。パセオ470に関しては、また後ほどご紹介します。

写真左側には、かつては仙台が地盤のスーパーチェーン、エンドーチェーン福島駅前店がありました。1991年の閉店後もしばらく建物が残っていましたが、老朽化による外壁の落下事故などが起こったため取り壊され、現在は「まちなか広場」として利用されています。
尚、ニュー福ビルは2008年4月にリニューアルされ、現在は「AXC(アックス)」となっています。小劇場なども入る商業施設です。長らく、空きフロアが残っていたニュー福ビルにも、ようやく活気が戻りました。が…、なかなかうまくも行かないようで…。
AXC全景。上層階はビジネスホテルの東急イン。
アクティー21。かつてここにあった「コルニエツタヤ」の雄姿は、他サイトで紹介されています。
アクティー21前から駅前通りを眺める。
先程までは、道路北側のアーケードを歩いてみましたが、今度は南側のアーケードを歩いて駅前まで戻ります。
福島栄町郵便局前。
先ほど書いた「カラカロ」跡。現在はご覧の通り居酒屋。ここにも昔は6階建ての商業ビルがあったわけですから、昔は今よりも福島駅前は賑わっていただろう…。
最近、このあたりには「なか卯」も進出したそうです(写真左にちょっとだけ看板が…)。こういう店でも、とりあえず入居してくれれば街が完全に死んでしまうことはないのですけどね。
「普段から積極的に利用しよう!」と強くは思わないですが、やっぱり頑張ってもらいたい昔ながらの商店。
店先に雑誌をこうやって置いているような書店も、あまり見ない気がする。
また戻ってきました、中合2番館前の交差点。先程の写真は、右下のアーケードのあたりから撮影しました。駅のすぐ前は、高層建築が多いです。
中合2番館入り口前。
ツイン広場前から駅前通りを眺める。

自転車もそうですが、客待ちタクシーもずらり。写真右のビルは、何度も書いている「エスタ」。
ツイン広場側の中合1番館入り口。風が非常に強かったので、自転車が倒されていました。
中合1番館入り口。でも看板は「ホテル辰巳屋」になっています。
再び戻ってきました、福島駅。東口駅舎はそんなに大きくないので、空が広く見えるな。
同じあたりから、駅南方面を眺める。奥に見えるものが、平和通りからつながるあづま陸橋。駅の東西を結ぶ道路です。先程の駅前を見下ろした写真は、この陸橋に沿うように造られている歩道橋から撮影しました。
福島駅東口駅舎構内。郡山駅ほど大きくはないですが、2階フロアもあります。リニューアルされているので、表示もきれいで明るいイメージです。
駅ビル「エスパル」入口。1階は飲食店や銘店コーナーとなっているので、美味しい匂いがしてきます。
改札。自動化されています。電光表示板は、(2009年3月現在)会津若松駅は新型になっていますが、福島駅や郡山駅ではまだ旧型でした。
電光表示板は会津若松のほうが早く新しくなりましたが、こちらに関しては当然郡山・福島エリアのほうが先。2009年3月14日から郡山・福島エリアでもSuicaが使えるようになることを告知するため、こんな人形が改札前に設置されていました。可愛い。

記念撮影をしていた親子がいたので、私も一枚…。
駅構内。

今回はここまで…。